永久歯列期では、一般的にすべての不正咬合が治療の対象となります。
治療の開始時期は、永久歯列に生えそろってから本格矯正をする場合や、混合歯列期のⅠ期治療から始めてⅡ期治療へと移行する場合もありますか。
また、下顎前突では、成長が完了してから本格矯正を開始する場合や、外科的矯正を行う場合もあります。
①Ⅰ期治療:永久歯の前歯が萌出完了した時期から約1年~1年半の期間の矯正治療のことをいいます。(8~10歳ごろ)
②経過観察:側方歯群の永久歯への生え変わりと、第二大臼歯萌出の様子をみていく時期になります。(9~12歳ごろ)
③Ⅱ期治療:すべてが永久歯に生えかわった後に行います。
約2~3年間の全体の矯正治療のことをいいます。
④保定:全体治療後に保定装置を用いて歯列と咬合を安定させます。